未経験の職種に転職する方法と注意点

転職活動で疑問に思うことのある問題に「未経験の職種への転職は可能?」というものがあります。

 

募集先の求人票を見ていると目に入ってくる「未経験可」の文字。ですが、本当に未経験でも採用してもらえるのでしょうか。

 

未経験でも採用されやすい職種は?未経験でも転職出来る就活のコツなどをお話ししていきます。

 

 

 

職種と業種の違い

ここでは未経験の職種に転職する方法をお話ししていくのですが、ではそもそも「職種」とは一体どういう意味なのでしょうか。

職種とよく混同されるのが「業種」です。

 

職種とは、たとえば事務や営業、エンジニア、医療、製造など、その人が直接携わる仕事を指します。

一方、業種とは小売業や運輸業など、会社が営んでいる事業の種類の事を言います。

 

たとえば建設業で人事を担当しているAさんの場合、建設業の部分は業種で人事の部分が職種ということになります。デパートの店員であれば小売業の販売員ですね。

 

まずは業種と職種のちがいについてしっかりと区別しておきましょう。

 

通常、「未経験でも可能?」と考える対象は職種です。職種が経験豊富であれば、未経験の業種に対する転職はそれほど難しいものではありません。職種が同じなら、別業種であっても対応できる可能性は高いためです。

 

また、一言に職種と言えど、職種の種類は膨大です。漠然とでも良いので、どんな仕事をしたいか大まかな枠組みを考えてみましょう。

 

 

 

はじめは誰でも未経験

当たり前のことですが、誰でも、はじめは未経験です。

仕事に限らず、習い事や学びも、未経験や無知から始まります。ですので、転職活動においても、希望の職種を「未経験だから」といって諦めてしまう必要はありません。

 

たしかに、転職者に経験や知識が必要となる職種もありますが、特別な資格が必要となる職種以外は誰にでも転職のチャンスがあるのです。

 

しかも、その資格が必要となる職種はほんの一部です。という事は、やる気や熱意さえあれば、私たちはどのような職種にも従事することができるのです。

 

「挑戦したい」という気持ちを尊重してあげましょう。挑戦したいと思えるという事は興味があるという事です。そして興味を持つ事=素質がある、といっても間違いではありません。

 

「接客に興味があるけど、事務しか経験したことが無い…」

「人と関わりたいから営業が気になるけど、営業ってどうやるんだろう…」

 

このように未経験がネックとなってなかなか応募に踏み切れない転職希望者は多いでしょう。

後半で詳しくお話ししますが、未経験職種への応募で、企業の採用担当者が気になるのは「なぜ、その職種に興味があるのか?」といった、転職希望者の熱意に関するものや本気度です。

 

熱意が大きければ大きいほど、企業のあなたへの期待度も高まります。もちろん未経験でも、やる気と熱意が感じられる転職希望者を企業は求めています。経験は後からついてくるものです。

 

では次に、未経験では転職が厳しい職種についてお話します。

 

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未経験では転職が難しい職種

未経験の転職希望者が難しい職種のひとつ目は「資格の必要な職種」です。

医療や保育、貿易事務、美容師などは国家資格が必要になります。また、資格を取得するにも相応の授業を受けていないと受験すら出来ないのです。

 

医療や保育は人の命に関わりますし、貿易事務も各国間での責任ある仕事が求められます。美容師も扱いの難しい器具やはさみを扱うため、資格が無いと美容師になる事は出来ません。

 

資格が必要な職種に対して、無資格・未経験で希望するだけでは転職は叶いません。

「どうしても夢を諦めたくない!!」という場合は学校に入学し、然るべき資格を取って転職をする事も可能ですが、あまり現実的ではないように思います。

 

 

 

IT技術者へは未経験でも転職出来る?

具体的にはIT、エンジニア系、WEBクリエイターなどの職種に関しては、確かに転職希望者向けの求人票を見ると、エンジニアでも「未経験OK!」の募集を見かける事が多いです。ですが、この「未経験可」の背景にあるのは「深刻な人手不足」です。

 

少しネガティブな話になってしまいますが、IT技術者は現代社会で必要不可欠な職業である傍ら、労働環境や賃金の面からマイナスイメージが持たれています。

 

人手不足の原因としては、現代社会の中でITを活用する事業者が拡大している事と、就業時間がかなり不規則になりやすい事(システムが不具合を起こせば自宅に帰れない事もあります。)。

 

そして、その賃金が、激務の割合に合っていないのが現状です。

ITと聞くとなんだかカッコ良いイメージがありますし、パソコンに関する職業であればこの先ももっと需要がありそうだ、安定しそうだという良い面だけを考えて転職してしまった場合には、激務に付いてゆけず長く続けることが出来なくなってしまいます。

 

もちろん、人手不足が理由の「未経験OK」なので、しっかりと指導してくれる先輩や上司もあまり当てにはならないと思いましょう。

 

それでも激務でもいい!未経験だけど、IT分野に挑戦したい!という場合は、最低限希望の仕事に必要な知識や技術を勉強しておくのがベストです。

未経験でも即戦力になれる技術は必要だと心得ましょう。

 

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未経験でも採用されるコツ

未経験OKの求人とはいえ、企業としては出来れば経験者で即戦力になってくれる転職希望者が入社してくれると助かるものです。

 

経験者が望ましいけども、それだと良い人材がなかなか見つからないので、未経験可能で探しているというのが企業の本音です。

 

では、未経験で転職を希望する場合、どのようにアピールをすれば採用担当者の目に留まることが出来るでしょうか?

 

 

重要なのは「志望動機」

企業の採用担当者が、未経験の職種に応募してくる転職希望者に対して、確認したいと思っている重要なポイントは以下の点です。

 

・なぜ、あえて未経験の職種に応募したのか。
・どうしてこの職種なのか。
・社内で別の部署にも空きがあるが、そちらへの転職はどうか。

 

未経験の場合はこれらについて自分の意見をしっかりと伝えられるようにしておくと、どうしてもこの職種を挑戦したくて希望した、という熱意を伝える骨組みが出来ます。

 

ちなみに3つ目の質問に関しては「御社に入社出来るならどのような職種でも努めます。」という答えでも間違いにはなりませんが、そうなると担当者には「この人が一番にしたい仕事は何なのだろう?」という軸のブレた印象を与えてしまう懸念もあります。

 

転職希望者に対する、少し引っかけのような質問ですが、ここはしっかり希望の職種への志望動機を明確にしておきましょう。

 

もうすこし加えられるのであれば、自分の社会人経験の中で希望の職種との共通点を見つけ、経験を今後にどのように活かせるか、そして将来はどのようなポジションで仕事をしていたいか、その会社に入った後のビジョンも言葉にできると担当者も採用後の未来を想像しやすくなります。

 

 

 

未経験だからアピールすべき伸び代

未経験の職種において大切なのは「学ぶ力」です。社会人なのですから、教えてもらった事だけをやるのはNGです。

 

会社の上司も新人に仕事を教えている時間、自分の仕事をあとまわしにして教えてくれているはずなので、「同じ事を質問しない」や「曖昧な返事をしない」事を心掛けて、なるべく教えてくれる人の負担を少なく出来るように積極的に学ぶ姿勢を持ちたいものです。

 

ひとつ仕事を覚えたら勇気を持って「次は何をすれば良いでしょうか?」と積極的に学ぶ意欲をアピールしましょう。

未経験の職種に転職を希望する方にとって、この姿勢は不可欠です。そして、企業の採用担当者も、未経験の応募者に対しては、この姿勢があるかどうかを確認しています。

 

前半でも少しお話しましたが、企業は熱意とやる気のある人を求めています。

極端な話ですが、もしあなたが採用担当者だった場合、やる気のない経験者とやる気がひしひしと感じられる未経験者から応募が来たら、どちらを採用したいでしょうか?

 

経験やスキルももちろん大切ですが、会社で一緒に長く働きたいと思ってもらえるような豊かな人間性は、どのような経験にも負けず劣ることもないのです。

 

経験やスキルがいくら豊富でも、コミュニケーションがうまく取れなかったり、仕事に対して一生懸命な姿勢が感じられない人は、即戦力にはなっても長い目で見たときに一緒に働きたいとは思ってもらえません。

 

未経験だからこそ、伝えられる熱意や今後のビジョンがあります。

自分の強みや自分の未来像を、採用担当者に目いっぱい伝えられるように対策をしておきましょう。

 

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まとめ

以上のように、未経験でも転職の出来る職種と資格や経験が無いと転職が難しい職種で多少分かれてはいるものの、ほとんどの職種には未経験でも採用してもらえる可能性があります。

 

そして、未経験の職種に転職を希望する場合、大切なのは志望動機と熱意です。

 

「未経験だから経験者には適わない…」と臆することなく自分の経験に自信を持って様々な分野に挑戦していくと、新たな才能にも目覚めるかもしれません!

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